この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋花火***side story
第29章 KOAKUMA
暗い部屋に響く、キスの音。
茜先輩とこういう激しいキスはあまりしない。
けれど今日は舌まで絡み合って
男女のキスって感じ。
「…タケル君って、本当に菜月ちゃん以外女として見てないんだね…」
ボソッと呟かれる。
「あーそうっすね。ってそこ触っちゃダメ!!」
「本当に大きくならない…」
「ちょっ!セクハラですおまわりさん!」
「すごい…」
なんか感心してる茜先輩を引っ剥がす。
「…あたしもね、タケル君とこんな事してても濡れないんだよ。」
「濡れられても困ります。」
「でもね…、一度だけ、男の人とした時、あたしちゃんと濡れてたの。」
「前言ってた人ですか?」
「うん。…陸のお兄さん。」
「ほう。…は!?なに!?」
「陸の…」
「お兄さんんんん!?」
茜先輩はもう一度言った。
陸先輩のお兄さんとした時は濡れたと。
「なっ!?えぇ!?」
「そんな驚く?」
「驚きますって!えっ、それ陸先輩は知ってるの!?つーかお兄さんいたんだ!?」
「ねぇ落ち着いてよ」
「無理!」
陸先輩のお兄さんって!マジかよ!!
「…あのね、その時すごく気持ちよかったの。なんでかわかる?」
「相手がめっちゃテクニシャンだったとか?」
「ううん。」
俺は茜先輩のこの後の言葉に
菜月に初めてキスされた時の次くらいに驚かされた。
「…陸に似てるから。気持ちよかったの。」
"茜先輩って、菜月じゃなくて陸先輩狙いなんじゃね?"
俺は以前言われた
レンの言葉を思い出した。
茜先輩とこういう激しいキスはあまりしない。
けれど今日は舌まで絡み合って
男女のキスって感じ。
「…タケル君って、本当に菜月ちゃん以外女として見てないんだね…」
ボソッと呟かれる。
「あーそうっすね。ってそこ触っちゃダメ!!」
「本当に大きくならない…」
「ちょっ!セクハラですおまわりさん!」
「すごい…」
なんか感心してる茜先輩を引っ剥がす。
「…あたしもね、タケル君とこんな事してても濡れないんだよ。」
「濡れられても困ります。」
「でもね…、一度だけ、男の人とした時、あたしちゃんと濡れてたの。」
「前言ってた人ですか?」
「うん。…陸のお兄さん。」
「ほう。…は!?なに!?」
「陸の…」
「お兄さんんんん!?」
茜先輩はもう一度言った。
陸先輩のお兄さんとした時は濡れたと。
「なっ!?えぇ!?」
「そんな驚く?」
「驚きますって!えっ、それ陸先輩は知ってるの!?つーかお兄さんいたんだ!?」
「ねぇ落ち着いてよ」
「無理!」
陸先輩のお兄さんって!マジかよ!!
「…あのね、その時すごく気持ちよかったの。なんでかわかる?」
「相手がめっちゃテクニシャンだったとか?」
「ううん。」
俺は茜先輩のこの後の言葉に
菜月に初めてキスされた時の次くらいに驚かされた。
「…陸に似てるから。気持ちよかったの。」
"茜先輩って、菜月じゃなくて陸先輩狙いなんじゃね?"
俺は以前言われた
レンの言葉を思い出した。