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恋花火***side story
第32章 非日常パラレルワールド
唐揚げ定食を食べ終えたころ


ガシャーンと物騒な音が食堂に響いた。


何事かと思いそっちを向くと


そこにいたのは二川原ちあき。


…と、菜月。


なにしてんの?


菜月の足元に転がってるのは唐揚げらしきものと


よく見慣れた弁当箱だった。


「…まずそーな弁当。」


そう言い残して、二川原ちあきの姿は見えなくなった。





「えーなにー修羅場ー?」

「ほら…二川原さん、大石と付き合ってて…!!」


噂話してた野次馬と目が合った。


「はい続けて続けてー」

「え、いや、えっと…」


そいつらが言うには


二川原ちあきが菜月に絡んだらしい。


ヤリマンだの、人の男に手を出しやがって的な。


おまえどこまで笑わせんの?


俺は二川原ちあきの男になったつもりもないし、菜月にも手は出されていない。


むしろ手を出したのは俺。


陸先輩が俺にブチ切れるなら話はわかるけど、なんで二川原が切れるのか。


菜月は、その唐揚げを捨てようとしてた。


世界一美味しいその唐揚げ。


捨てるならちょうだい。


埃がついてたってそれはめちゃくちゃ美味いはずだし。


誰かにいじめられたら


俺はもう助けてあげられないけど


ずっと菜月の味方だから。


胸張ってればいいよ。
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