この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋花火***side story
第34章 GOOD GIRL
「やっぱり無理かぁ」


俺は亜美に服を着せ


ただ被せただけで目的を果たしたゴムは剥ぎ取って捨てた。


「…亜美にはもっといい男がいるだろ。」

「ふふ。ありがと。でもあたしタケルがいいなぁ。」

「どこがいいわけ?」

「菜月に夢中なところ?」

「…それ、ダメじゃん。笑」


亜美は、本当にいい女だと思う。


なのに


俺は、菜月じゃないとダメなんだって再確認した。


「…それにしてもタケルの指使いやっばいね。」

「そう?」

「うん。あたし指でイカされたの初めて。ねぇもっかいして。」

「ダメ。笑」

「ケチー」


亜美は、ケチだのなんだの言いながら


眠気の限界がきたのかウトウトし始めた。


「寝ていいよ。布団入れば?」

「…ん。」


返事はしつつも、動く気配がない。


「…風邪ひくよ。今日寒い思いしたんだから。」

「じゃあタケルがあっためて…」


亜美を布団に入れて、抱きしめる。


「…薄暗い部屋で、男女が布団で抱き合ってるというのに…」

「なんだよいきなり。」

「なのに反応しないだなんて…」

「触んな 笑」

「…タケルって、本当に菜月のこと好きなんだね。」








…好きだよ


本当に


すげぇ好きだ。






「菜月のどういうところが好きなの?」


そう問いかけられたら


俺は迷わず言うよ。




「全部」

「なにそれ適当ー?」

「違うし。」



本当に、全部好き。


ちょっと子どもっぽい容姿


泣き虫なところ


鼻水垂らすところ


じいちゃん想いなところ


お菓子作りをさせたら世界一下手くそなところ


なんでか知んないけどいつもいい匂いするところ


切れたらえげつないこと言ってくるところ


実はかなりエロいところ


いつも気持ち読んでくれて先回りするのに


ちっとも俺の気持ちに気付かないところ…








「…うん、わかったよ。タケルの気持ちはずっと知ってたよ。」


亜美にもわかるのに


なんで菜月はわかんねーんだよ


…でも、そんなところまで


全部、好きだ。

/285ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ