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恋花火***side story
第5章 友達、サッカー、恋愛
「乱れてる……」


そんな俺に、茜は不満みたいだった。


「避妊してるんだよね?ちゃんと。」


茜は念を入れてそこばっかつついてくる。


「してるよ。」


本当は全然してないけど、俺は嘘をついた。


「だったらいいけど……でもその女あやしー。」

「どこがだよ。」

「だって塾の講師っていってもバイトじゃん。まだ大学生でしょ?なのになんでマンション住んで車も持ってるの?」

「さぁ……親が金持ちなんじゃないの?」

「ふーん。」


茜は例の彼女と付き合うようになってから、見た目がどんどん派手になっていって、それに学校をサボる日も増えた。


そんなこんなで、茜の成績はガタ落ち。俺と同じ塾に通うことになった。


「……あいつか。」


茜はエリカを見るなり、やっぱうさんくさいとブツブツ言っていた。


「……おまえなんも知らねーじゃん、エリカのこと。」

「へぇ〜名前で呼んでんだ。」


沢田ユズキといい、どうして女というものは名前にこだわるのか。


そういえばエリカも名前で呼んで、と言っていたし。


「そこの二人〜授業に集中してないね?相原くん居残りだよー」


きた。本日もSEXのお誘いだ。


「なんで陸だけ居残りなの?」

「いいから早く帰れよ。もう20時だぞ。」

「そう言うなら一緒に帰ろうよー」

「無理。じゃーな。」


茜を帰し、俺はエリカの待つ空き部屋へと向かった。


いつもは部屋に入って鍵をかけたら、速攻ヤるってのがお決まりパターンだけど、今日は違った。


「……ねぇ、あの子なんなの?」


SEXじゃなかった。


「なにって、友達だよ。同じ学校の。」

「あの子絶対相原くんのこと好きだよね。」


この流れって、もしかして。


俺は思い出していた。


"もう話さないで欲しい"


そう言っていた、沢田ユズキのことを。

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