この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋花火***side story
第35章 潮騒
翌朝になって、帰り際。


亜美は俺にひとつ質問を投げかけてきた。


「生まれ変わったら、何になりたい?」


その質問に対して返答に困っていると、亜美は言った。


「私は、生まれ変わったら菜月になりたい。」















俺の家は海が近い。


部屋にいると、波の音が聞こえてくるくらい近い。


なんだか無性に海が見たい。


波の音を聞きながらそう思っていたら、二度寝してしまった。


今から行っても完全に遅刻。


家にはまた母親の大好きなあいつがいて、そいつの靴を横目に玄関を出た。


海沿いの歩道をゆっくりと歩く。


この季節、海風は容赦なく吹き付け


頬を刺した。


潮の匂いに混じり、ふといい香りが鼻を掠めた。


それは俺の大好きな匂い。


「サボり?」


そう声をかけると、振り返ったのは大好きな女の子


_____菜月。


明らかに寝不足って顔。


…また、なんだかんだ悩んでんの?


悩むの趣味?


…でも


寝不足でボーッとしてる顔も


好き。
/285ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ