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恋花火***side story
第35章 潮騒
電車に乗り込んで、窓から見えた海。
冬だけどよく晴れた日で、水面が反射して
すげー綺麗。
それを見ていたら、学校行くのがもったいないな、なんて思って。
そうしたら菜月もついてきた。
……いいよね、今日くらい。
旅立つ前の思い出作りみたいなもんだから。
俺は生まれ育ったこの街をもうすぐ出て行く。
きっと菜月と会うことももうないだろう。
なぜなら
この街に足を踏み入れることは、もうないから。
帰る場所はもうここには無いから_____
神様
もう、菜月の気持ちを無視してキスしたりなんかしないから
今日だけ
菜月を貸してください。
冬だけどよく晴れた日で、水面が反射して
すげー綺麗。
それを見ていたら、学校行くのがもったいないな、なんて思って。
そうしたら菜月もついてきた。
……いいよね、今日くらい。
旅立つ前の思い出作りみたいなもんだから。
俺は生まれ育ったこの街をもうすぐ出て行く。
きっと菜月と会うことももうないだろう。
なぜなら
この街に足を踏み入れることは、もうないから。
帰る場所はもうここには無いから_____
神様
もう、菜月の気持ちを無視してキスしたりなんかしないから
今日だけ
菜月を貸してください。