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恋花火***side story
第6章 青春のヒカリ
その日の部活では、夏休み中にある大会についてのミーティングがあった。
初戦の相手は、沿岸地区にある東第三中学校。
県内では1.2を争うくらいサッカーが強いとされている中学だ。
コーチは相手の特徴をとらえるため、東三中サッカー部の試合を録画したDVDを持ってきて俺たちに見せた。
向こうのサイドバックを徹底的につぶせ、そうすればこちらに利点がくる。コーチがそう言った。
向こうのサイドバックは、二年の大石タケル。
県選抜に毎回呼ばれている奴だ。
顔まではわからないが、名前は知っている。
そいつをマークしろ。監督は俺に指示を出してきた。
俺の中学からも選抜に呼ばれている奴がいて、そいつが言うにはその大石タケルはバカみたいに足が速いらしい。
その為、朝練としてジョギングを追加することにした。
持久力をつけるために。じゃないと90分間も抑えられない。
その大会で俺たち三年生は引退となる。
最後にそんな相手と対戦出来るなんて、サッカー少年ならば誰しも胸が弾むと思う。
初戦の相手は、沿岸地区にある東第三中学校。
県内では1.2を争うくらいサッカーが強いとされている中学だ。
コーチは相手の特徴をとらえるため、東三中サッカー部の試合を録画したDVDを持ってきて俺たちに見せた。
向こうのサイドバックを徹底的につぶせ、そうすればこちらに利点がくる。コーチがそう言った。
向こうのサイドバックは、二年の大石タケル。
県選抜に毎回呼ばれている奴だ。
顔まではわからないが、名前は知っている。
そいつをマークしろ。監督は俺に指示を出してきた。
俺の中学からも選抜に呼ばれている奴がいて、そいつが言うにはその大石タケルはバカみたいに足が速いらしい。
その為、朝練としてジョギングを追加することにした。
持久力をつけるために。じゃないと90分間も抑えられない。
その大会で俺たち三年生は引退となる。
最後にそんな相手と対戦出来るなんて、サッカー少年ならば誰しも胸が弾むと思う。