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恋花火***side story
第6章 青春のヒカリ
茜は、俺とエリカのただならぬ空気を読み取ったのだろう。


無反応で通り過ぎた。


それよりエリカの機嫌をどうにか早く直して、そしてダッシュしなきゃ…






「ちょっと待てよ」


エリカの声が、夕暮れの空に響いた。


それは茜に向けられた言葉だった。


振り返った茜は、怯えきった表情をしている。


「ちょっ、エリカ待ってって」

「てめーなんなんだよ!」


ヤンキーとつるんでた茜より数倍迫力があるエリカをなんとか宥めたいが


エリカの耳に俺の声は届かない。


俺はひとまず茜を逃がしてやりたくて、見えないように手で合図した。



「塾にもう来んなよ!」


立ち去る茜に、エリカはそんな言葉を投げつけた。


「エリカ…、どういうこと?」

「塾長に言ったの。」

「なにを?」

「あの子はやる気がないから、塾をやめさせてほしいって。見た目もアレじゃん?周りにとっても迷惑だから。」


塾長にそう告げ口をしたから、茜の親は呼び出されて


そして話し合いの結果、塾をやめることになったらしい。


"塾やめることにしたの。"


"親が心配するから"


あれは、エリカのせいだったのか





「なんでそういうことすんの?」

「陸のせい。」

「は?」

「あたしよりあの子の方が好きでしょ?」

「だから…違うんだって!」


自然と語尾が強くなる。


伝わらない想い。


もどかしい。


「いいじゃん。あの子とは学校で話せるでしょう?」


違うんだよ


学校では話せない


俺と茜が唯一話せるのは放課後だけで


だから…


…もう、いいや。


こんな事してる場合じゃない。


俺にはやらなきゃならない事がある。


「…ごめん、俺明日試合だから…」


予想通りとでも言おうか


エリカの口からは


「あたしとサッカーどっちが大切なの」


一番聞きたくなかった言葉が飛び出した。

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