この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
文句言いっこなしの三重奏
第6章 カノン


まあ、ほのりは優しい性格だからな…
僕らのやり方に、身を委ねてるだけなんだろう。本当に嫌なら、ちゃんと主張もできる子だし…僕らにだって分かる。


『…おい、母さん。』

『なに、出来た?』


今に始まったことじゃない。
ほのりの真意が謎なのは。ずっとそれを崇臣と追ってきたんだ。


『もっと高い台、ないのかよ。』


…でも、いつまで続くかな。
こんな曖昧な関係。壊したくないのに、現状では満足しきれないって…


どうすればいい?


何をすれば、僕らは満足するんだろう。
三人共が幸せになる構図は…いくら頭を捻っても、思い描けない。


『…仕方ないわね。電球はお父さんが帰ってからにしましょ。いいわよ、あんたはお風呂行っちゃって。』

『…コノヤロー。』


いつもこう。
堂々巡りの思考から、
僕は抜け出せないままでいる。




(第6章 カノン)
/236ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ