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文句言いっこなしの三重奏
第1章 〜音出し〜
◆2『ああイク…!イク、イクッ…』
◆3『出すよお口に…飲んで、全部…っ!』
◇1『んぐぅ…ふう、んんっ…!』
ビクビク…ッ…ビクンッ!!
◆2,3『『イクッ……ッ!!』』
◇1『んんんーーーーッッ!!』
迎えた絶頂に
硬く全身を震わせて
『はぁ、はぁ、……っはぁ…』
しばし
誰のとも分からない余韻に耳を傾ける。
◆3『…あ……!』
惚けた意識の中、少年は、不意にこそばゆい感覚に見舞われた。下腹部に目をやると、そこには自身の象徴に口づける少女の姿。体内に取り残された僅かな白濁を、チュルチュルと吸い出そうと試みている。
何とも健気なその姿に、
◆3『いいよ、もう…無理しなくて。
気持ち悪かっただろ?
早く、口ゆすいでおいで。』
◇1『ん…ゴク。大丈夫だよぉ。』
黒髪の少年は頬を緩め、慈しむように少女を撫でた。無理を強いたにも関わらず、最後まで受け止めてくれたこと、終えて尚、こうして気遣ってくれること。そして何より、彼女が笑顔を向けてくれたことに、最大の嬉しさが滲んだ。
対する少女もまた、丁寧に口元を拭い、労わってくれる少年の優しさに、心底喜びの表情を浮かべていた。
そんな、睦まじく見つめ合う二人を前に…
◆2『…そんなのダメに決まってんだろ。
ちゃんとゆすいで来いよ、
おれとキスが出来ねーじゃん。』
もう一人の少年は不満気に言い、
まだ中に潜ったままのソレで、クイッと少女を突き刺した。