この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
文句言いっこなしの三重奏
第7章 和音


貴重な二十分休みが潰れ、寝たふりでもして過ごしてやろうかと思った、数学の時間。やる気なく、机に突っ伏した所で…中に入れっぱなしにしてたケータイの存在に気がついた。チラッと覗くと、新着のLiNE通知がある。


(なんだ、画像付き…?)


送信者は、ほのり。


〉〉ジュースを買いに行った時に見つけたよ。勇くんも崇くんも、今日はいいことありますように!


一緒に送られていたのは、
四つ葉のクローバーの写真だった。


『うわ、ヤッバ…////』


なんなのこの可愛さ…?!
暑い陽射しの降り注ぐ、この時期、一番最悪な窓側席にいようとも。ほのりのLiNEで、まるで心の中はポカポカ春模様だ。このまま眠れば、蝶々の飛ぶ風景さえ夢に見れそう…


『じゃあ──そこのヤバイ英くん。
寝落ちする前に、前出て問題解きなさい。』


まあ欲を言えば、三人のグループLiNEじゃなく、個人宛で送ってくれてたらもっと良かったんだけど。でも嬉しい…崇臣だって、どうせ今ごろ癒されてるに違いない。


『聞いてるの、英くん。机の下でゴソゴソと…そこには一体、何があるのかしら?』

『はい、とても趣があります…!』


僕はやっぱり、ほのりが好きだな。




(第7章 和音)
/236ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ