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文句言いっこなしの三重奏
第7章 和音


『まーそういう訳で、また放課後な!』

『はい…』


片手を挙げた先輩に頭を下げると、


『英、とにかくお前は自信を持つことだぞ。…っつって、俺らがいくら言おうが、ナイーブちゃんには効かねーか?!』

『まあ…ぶっちゃけ。そんな簡単に自信が持てたら、世話ありませんよね。』

『アハハ!いいな、お前のその冷静なとこ。それもさ、勝負に役立つ才能だよ。』

『はぁ…さっぱり意味が分かりませんが、失礼します。快適な教室での受験勉強、どうぞ頑張ってください。』

『うはっやべー超ウケる〜♪』


騒がしい先輩…もとい、岡田先輩は去って行った。何ていうか本当に…腹の底から明るい人だよな。





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