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文句言いっこなしの三重奏
第3章 前奏曲


『はは…意外です。原先輩が、そんな砕けた言い方するなんて。僕の中のイメージが、少し変わりましたよ。』

『…ふうん?それってどんなイメージなの?』

『決まってるじゃないですか!いつもお堅くて、話しかけにくいっていう……』


言いながら目が合って、血の気が引いた。
しまっ…とんでもないこと口走った…!!


『そう。お堅くて話しかけにくい…』


ヤバイ!!なんとか誤魔化さないと…!


『違!!違いますっ!ほんのちょっと…髪の毛一本分、思ってただけっていうか…?!』


いやいや、全然フォローになってないし!!


『…思ってたのよね?話しにくいって。』

『ああああでも…っ決してっっ悪い意味とかは無くてですねっ?!だって最上級生ですしッ!威厳があるのは当然でッッ!だ、だから、下から話しかけるのはそれなりに勇気が要るっていうか…!』

『…そう、ただ話しかけることがそんなに大変なの。私って、そんなに怖いかしら?』

『や、怖いっていうか…い、威厳が…っ』

『その威厳って言葉、あんまり嬉しくないんだけど。これでも一応女子だし、余計にヘコむっていうか…』

『すッ〜〜すみませんすみませんっ!本当にすみません!!』


もう、問答無用に頭を下げた。これでもかって位、ピシッと背筋を伸ばしきって。深々と、直角以上に半身を折り曲げて。全身全霊、魂を込めて謝り倒すしかなかった。



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