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文句言いっこなしの三重奏
第4章 アレグロ コン フォーコ
入り慣れた崇臣の部屋。
『……っあ…』
共働きの両親の帰りは、いつも遅く。
『やぁっ…ン…』
学校帰り、決まって僕らは集う。
『ほら、ほのり…
ちゃんと勇祐に見てもらえ…?』
『や、だめ…ぁっ…』
『隠しちゃダメだろ。ほのりはルール違反をしたんだから。ちゃんと僕に見せて、悪いことした罰を受けなきゃな?』
三人きり。
ここで何をしようと、何が起きようと。誰にも、何にも、知られはしない。
『抜け駆け厳禁。いつも三人一緒って決まりなのに…昨日は勝手に、二人だけでヤッたんだろ?』
ここは…
僕ら三人の、セックス部屋。