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文句言いっこなしの三重奏
第1章 〜音出し〜
◆3『ちょっと、奥までいくよ…!』
強く(フォルテ)
喉奥へと押しやって
一旦、止める(フェルマータ)
◆2『うあッ…こっちも締まる…!』
下からの突きは留まるところを知らない。
それどころか激しさを増し、なお少女へ
強く強く(フォルテッシシモ)打ちつける。
◇1『───ッごほぉ…っ!』
やっと口から一気に引き抜かれたソレには、大量の唾液。そしてソレはまた少女の口へと舞い戻る(ダル.セーニョ)
◆3『ごめん苦しいよね…
でも、これっ…最高、ああ…』
◆2『やべ…おれもすげぇいい…
絞り取られる…!』
大きく大きく膨らむソレらに魅せられるように、少女の内で燻っていた劣情に、ポッと小さな火が灯る。
◇1(ああ…苦しいけど、気持ちいい…
二人とも逞しくて、硬くて…太い…
あたしでイキそうになってるんだ…)
口に含んだソレも、膣で暴れるソレも、自分には決してない男の部分。奥を目指して突き進んでくる度に、自分の中の女が悲鳴をあげている。
やめて、それ以上来ないで…!
そう訴える心理の、紙一重。
もっと…
もっと支配されたい、支配したい…!
そんな妖しく昂ぶる淫欲が潜んでいることに、気づいているのかいないのか。止まない振動の波に、少女はとことん呑まれてゆく。