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思い出のアルバム
第3章 それは突然に

「良かったねぇー朝から天国ですか?」
後ろから由美の声が聞こえて振り返る。
「おかげさまで…」
主要駅で先輩と別れた後、由美が寄ってきた。
「ずいぶん仲良さそうに話してたけどー」
「幸せでした…」
乗り換えの電車に乗り込み学校へ向かう。
「とりあえず1歩前進じゃん!!あれだけ話出来れば、明日からだって話かけられるでしょ?」
「いいのかなぁ…図々しく話かけちゃって…」
「嫌な顔されたら、あたしが助けに入るから!!」
「ゆーーみーーー!!」
持つべきものは友人だ。思わず抱き付いた。
「とりあえず部活後のジュースで手打つよ」
・・・・ちゃっかりしてるぜ。

