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思い出のアルバム
第3章 それは突然に

部活終わりで由美と共に、主要駅で乗り換えて電車に乗り込む。


発車までまだ少し時間がありそうで、ホームで停まっている。


「沙織ーあたし飲み物買ってから行くねー先に乗ってて」


由美を置いて、1番最後尾の車両から乗り込み、前方に進んでいく。


帰りは朝ほど混雑していないが、座れるほど席はなかった。


ふと前を見ると、先輩と佐藤先輩の姿を見つけた。


「今日は超ラッキーじゃん!!」


2人はこちらに気づいてない様子。

驚かそうとそっと近づいていく。



しかし、2人の会話を耳にした瞬間、私の足は止まった。



そして…気付かれない様に、来たトコを戻って

同じ車両の後ろの乗車口の辺で、由美を待った。



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