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思い出のアルバム
第21章 赤い糸は…
「でも!……でも私は…他の男に抱かれたの!!
修ちゃんは未遂だったのに……私は……。だから今日だって…修ちゃんに会わせる顔無いって思った。たから写真取りに来たとき、裏に隠れたの……。
修ちゃんの事、とっても大事で、1番側に居たいのに……私にはそんな資格なんか……ッッ!!」
言い終わる前に……唇を塞がれた…。
久しぶりの……キス…。
「もう…いいよ……。お互い様なんだ……。大事なのは、これからだ。って、俺だって言えたもんじゃないよな……」
そんな事ない……
「沙織は、確かに浮気したかもしれない。でも、心は俺だけだったんだろ?……俺は、気持ちが揺らいだんだ……俺の方が浮気だよ…」
そんな…
何で……そんなに……優しいの?
「沙織は、そんな俺の事…また受け入れてくれるか?
俺は、沙織の正直に打ち明けてくれた事、それは俺とちゃんと向き合う為だからだと思ってる。だから、受け入れてまた一緒に前に進みたい…」
そう話する修ちゃんの目は真剣で…
真っ直ぐ私を見つめていてくれた。
修ちゃん…
私には答えは1つしかないよ……
「私も……修ちゃんと居たい…。修ちゃんが、許してくれるなら……ずーっと一緒にいたいよぉ……」
ずっと……そう思ってたんだから!!
ずーっと……待ってたんだから…
修ちゃんを失う方が……私には…耐えられない……。
「じゃぁ……俺達、何も変わってない。……沙織……好きだ…愛してる……」
抱き締められて……キスをする…。
もう何度となく修ちゃんとしてるのに
初めてした時みたいに……
ドキドキした……