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思い出のアルバム
第8章 桜が舞う前に……
目を覚ますと、修ちゃんにしっかり抱きしめられていた…
真横にある修ちゃんの寝顔…
なんか可愛い!!
思わず携帯と、2人のカメラに収めた。
ふとベッド横に修ちゃんの携帯が目に入る。
そう言えば…修ちゃん撮ってたよね……
そう思うと止まらなくなり、悪いと思いつつ修ちゃんの携帯を拝見する。
「ーーーーーー!!!!」
そこには
たくさんの私が保存されていた…
今日だけじゃない。たくさんの寝顔の私。
こんなに撮られてたんだと思うと、恥ずかしくなった…
そう……今日のは…
スクロールすると
「勝手に人の携帯覗くなんて趣味悪ー」
目の前でパッチリ目の開いた修ちゃんと目が合う…
「※◇*☆●※◇*☆☆!!!!」
ビックリしすぎて、言葉にならない声が口から出る。
「別に見られて困る事ないから構わないけど、写メは消さないでね…」
これ以上見る気もなくなって携帯を置いた。
「さて…勝手な事した子にはお仕置きしないと……」
さっき見ても構わないって言ったじゃん!!
そう思って口をパクパクさせると…
両手首を前で掴まれ、腕で胸を寄せる様なポーズをさせられる…
すると
カシャッッ!!
「修ちゃん!!!!」
もう…恥ずかしいよぅ……
「4月からの俺の癒やしにするんだから…協力して……」
そう言われても…恥ずかしい……
修ちゃんはそんな私を見てクスクス笑ってる。
「どこ撮られてると思ってんの?」
ん?!と思う。
「俺が、恥ずかしがってる表情を撮ってるとか思わないの?変態ちゃん!!」
確かに私にカメラを向けてるのはわかるけど、どこを撮ってるかまではわからない。
でも……
「絶対おっぱい撮ってるでしょ!!!!」
「バレてるか!!」
イタズラに笑う修ちゃん。
また一つ新たな修ちゃんが見れた気がした。