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思い出のアルバム
第9章 友人の力
明日からGW!!
残念ながら部活があるが、修ちゃんが帰ってくる!!
ママからも
【部活終わったらいつでも来てね】
と前もってメールが来ていた。
部活終わって部室に戻ろうとした時、
「沙織!!」
向こうから勇樹が走ってきた。
「お疲れ!!ちょっと話したい事あるんだけど…いい?」
言われて、夏奈や由美と離れ、
自販機横のベンチに立ち寄った。
「悪いな……時間とらせて」
と、ジュースを差し出す。
「いや、構わないけど、教室で話してくれれば良かったのに…」
せっかくだし、部活終わりで喉カラカラだったので、遠慮なく頂く。
「教室だと……お前困ると思ってさ…こんなの人前で見せられたら嫌だろ?」
そう言いながら、携帯画面を見せつけた。
カラーーーーン!!カン…カン…カンーーーー
手にしていたジュースの缶が手から落ちた…
何気なく見たその画面……
そこに写ってたモノに、沙織は言葉が出なかった……
「勇樹何だったの?」
部室に戻ると、夏奈と由美が帰りを待っててくれた。
「あ…なんか教室に落とし物してたみたいで拾ってくれたみたい…」
何事もなかったように繕う。
「ふーん…てっきり告られてんのかと思ったー。何だかんだ、勇樹ずっと沙織の事狙ってたからさー」
「あはは…じゃぁそのうち告られるのかな?」
冗談で話に乗っかって、上手く話を逸らせられた。