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思い出のアルバム
第9章 友人の力

「悪い…待たせたな!!」

少しすると勇樹が来た。

彼はバスケ部で、同じく午前中だけ部活だったようだ。


「本当に…今日1日付き合ったら……消してくれるの?」


昨日見せられた画像…


「あぁ…約束するよ」


どうしても消してもらいたい。

だったら何でも言うこと聞いてやる!!



修ちゃんと一緒の時間を過ごす事より、とりあえず目の前の問題を解決させることが最優先だと思った。








チャリで近くのファミレスへ行く。

とりあえず一緒にお昼を食べる。


「それでさぁーこの前なんか……」


色々と勇樹は話かけてくる。

が、沙織にはどうでもいい。

1秒でも早くこの時間を終わらせたい……

早く…早く…

それだけしか頭になかった。




1時間程居ただろうか。


「出ようか」


言われて、やっと終わるッッ!!と思い、思わず笑顔で答える。


これで……これで……


しかし


「じゃぁ次はさ、カラオケでも行こう!!合コン時も沙織は行かなかったじゃん!!」


その言葉にうなだれる…

終わりじゃないんかい……



仕方なくまたチャリを走らせ、駅の近くのカラオケへ向かった。


「何歌うー?沙織は何聞くのー?」


上機嫌の勇樹と真逆で、沙織は無愛想だった。


「私…カラオケは聞く専門だから…歌っていいよ」


本当は、由美や夏奈と行けばワイワイ騒いで楽しむ。

ただ、今日はとてもそんな気分になれない。




「あのさぁ…楽しんでくれなきゃ…約束守らないよ?」


ずっと笑っていた勇樹の顔から笑顔が消える…


「あぁ…そっか……沙織にとってはカラオケは歌う所じゃないって事?」


だんだん勇樹が近付いてくるので、思わず後ずさる…

が、部屋は狭いし、ソファーに座ってるので限界があった。


「駅ビルの屋上で…あんな事してるんだもんね……カラオケだって、歌うためじゃなくヤるために来る所だから…歌わないって事?」


そう言われて、腕を掴まれ、ソファーに押し倒される…


「違っ…痛いよ……こんな事止めて!!」


「今日1日楽しんでくれたらさ、約束通り写メ消してやろうと思ったけど…ずっとつまんなそうな顔してんだもんな……なんか気に入らないじゃん?!」


腕を離そうと力入れるけど、全然ビクともしない。

やだ…このままじゃ…

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