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夢のその先…
第11章 別離と出逢い……

和哉は…誰よりも自分の事を知っていた
誰よりも…母親の立場を解っていた
だから変わった事をすれば…
母が困る
母を困らせる様な事は
絶対にしたくない
自分の言動総てが…朝陽に直結されてしまう
だから良い子でいよう…
心に決めたのだ
和哉は、おやつのホットケーキに食らいつき
「母ちゃん、明日はばぁちゃんの所へ行ける? 」と問いかけた
「うん。明日は大丈夫だよ」
「なら明日はばぁちゃんの所だな!」
朝陽は何も言わず微笑んだ
幸枝が… 息を引き取ったら…
和哉は泣くだろう…
和哉の唯一の肉親…
その時…和哉はどんなに悲しむだろう…
解っていても…
時間は止められない
おばあちゃん…
朝陽は天を見上げ…幸枝を想った
願わくば…
和哉から肉親を奪わないで下さい…
お願いだから…
頼むから…

