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夢のその先…
第11章 別離と出逢い……

「泣くな…朝陽 …」
「別れるなんて嫌…」
駄々っ子の様に朝陽が叫ぶ
「約束じゃ…朝陽
必ず…葬儀の喪主を…
その時…家族に逢える…」
なんと言う…哀しい現実
幸枝の命の焔が消える時
朝陽は家族に逢えると言う…
「ばぁちゃん…」
「朝陽…和哉…」
幸枝が和哉を呼ぶ
「ばぁちゃん!」
「和哉…母を……大切にな……」
幸枝は…そう言い…昏睡状態に入った
バイタルの急変を告げる音が鳴り響き…
看護婦達が慌ただしく駆け込んできた
医者も飛び込んできて
看護婦が親族へ…連絡を取りに行った

