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夢のその先…
第11章 別離と出逢い……

翌日…葬儀がしめやかなに執り行われた
親族のみでの密葬となり…
葬儀に参列したがる街の人には、身内のみで… と丁寧に断った
幸枝の人柄の良さや人脈の広さをを物語る
それらの人総てに…密葬で…と告げ
親族だけで…葬儀が行われた
瑞恵と夫の康孝
若葉と夫の隆史
彼方と妻の亜紀枝
そして朝陽と和哉の8人で…
幸枝を見送った
幸枝の生前の希望通りの葬儀となった
幸枝の遺骨は、半分は夫の墓の中へと納骨され
後の半分は…この街の裏山に散骨される
この町を愛した…幸枝に相応しく
朝陽は、幸枝の願いを総て引き受け
望み通りの葬儀と散骨をするつもりだった
それが守り抜いてくれた…幸枝への恩返しだと
…朝陽は心に決めた

