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夢のその先…
第12章 疵


暫くして…

携帯電話の電源を入れると

弁護士の所へ電話を入れた

「長瀬ですが…」

『何かありましたか?』

優しげな弁護士の声が…聞こえて

匡哉は息を吐き出した

「…また…あの人から電話がありました」

『………また…ですか?
携帯を変えますか?』

やはり…それしかないのか…

匡哉は溜め息を着いた

「電話は止められませんか?」

大学時代から…使ってきた番号だった



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