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夢のその先…
第13章 新学期
「ごめんね…母さんや父さんに甘えちゃったの かな…」
「甘えればいいでしょ?
これからは私がいる…父さんもいる
若葉に隆史さんも…お前たちを守ってくれる 母さんが守ってきた事を……
これからは私達が変わりにする
だから甘えても良いんだよ」
優しく朝陽の頭を撫で瑞恵が説得する
「母さんは…すぐに解った?」
和哉を見れば…
その父親が誰か……
「ええ。あの子の顔立ちも表情も…
匡哉さんを感じさせずにはいられないものね
でも、和哉はお前の子供でしょ?
お前が産んだお前の子供だ
私達には…父親が誰かなんて関係ない…
お前たちが元気で…
仲良く生きて行ってくれれば…
母さんも喜ぶからね」
母の愛だった
祖母…幸枝から託された愛たがら
瑞恵は守ると決めたのだ