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夢のその先…
第13章 新学期
「和哉は…うちには父親がいないのを…
堪えるの…
学校に行っても…決して問題はおこさない
私の立場を知ってるから……
和哉は我慢ばかりしてる……
そんな和哉に…制服を見てたら懐かしくなって …この制服を着てる頃……
和哉の父さんと…って言ってしまった…」
瑞恵は…朝陽を抱き締め
「和哉の顔を見れば…
お前が誰と付き合っていたか…解るよ」
匡哉は家にも何度も遊びに来て家族ぐるみの付き合いをしていた
瑞恵や康孝は、若葉は匡哉と結婚するものだと想っていた
「母さん…」
「和哉はお前の子供だ!
母さんが守ってくれた唯一の子供だ
朝陽、お前の子供でしょ?」
父親は…言ってもせんのない事だと…
瑞恵は慰めた