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第13章 新学期

和哉は整然と自分の席に戻ると

無視を決め込んだ奴等の頭を叩いた

その子達は…

叩かれたのに嬉しそう

「和くん…」言い

やっぱり、泣くのを止めなかった

「授業が出来ねぇだろ！」

泣き止め！

と、和哉が言うと

クラスの皆は鼻を啜りながら

涙を拭った

担任よりも…生徒の心を掴んで離さない

そんな和哉に救われた

匡哉は…己の不甲斐なさに…

和哉に頭を下げた