この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夢のその先…
第13章 新学期
この日から…クラスの団結はまたまた深まり
クラスの皆は匡哉と距離を縮めた
「匡哉先生!」
生徒たちは匡哉を慕い
何とかクラスを纏めて行ける様になった
放課後
匡哉は一人でグランドを見る和哉を見つけた
「仲間に入らないのかい?」
和哉のこう言う行動を時々目にする
「グローブがぇからな…」
和哉は意図も簡単に答えた
「グローブか…ない?」
「おう!グローブは高いからな
ねだれねぇんだよ!
おじちゃんは今度自分が子供の時に使っていた野球道具一式あげるね…って言ってくれたけどな……」
高いから…母にねだれない…と、和哉は我慢する
「うちは母子家庭だからな…
高価なものはねだっちゃいけねぇんだ!
欲しいと言えば母ちゃんは買ってくれる
でもそれはすげぇ無理して…だからな」
和哉は大人顔負けの…言葉を投げ掛けた
匡哉は…言葉を失った