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夢のその先…
第18章 命

「匡哉さん」
朝陽が8年ぶりに…匡哉の名を呼ぶ
匡哉は朝陽を見上げた
「オペ室の前へ行きます!
匡哉さんは帰りますか?」
「嫌だ!僕のせいて……和哉を……
帰れる筈などないじゃないか!」
匡哉は叫んだ
朝陽は今にも匡哉を蹴りあげそうな勢いで
「なら動きなさい!
こんな場所で悔やんでても仕方ないでしょ!」
と匡哉に発破をかけた
「和哉は今 戦っているの!
なら、側で和哉の応援をしなきゃ意味がないでしょ!」
朝陽は、置いてくわよ!とばかりの勢いで…
歩き出すから…
匡哉は慌てて立ち上がり…
朝陽を追った

