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第18章 命

朝陽は…爪が食い込む程に…祈った

瑞恵と康孝も…和哉を想い祈る

「お姉ちゃん…そんな体で…
こんな雪道…危ないじゃない…」

朝陽は…姉に声を掛けた

「大丈夫よ！和くんの方が心配……」

若葉は…何故…匡哉がいるのか…

尋ねられなかった

「和哉の学校の先生なの」

朝陽が言う

若葉には…何の事だか…解らなかった

「誰が……？」

若葉が尋ねると

康孝が

「匡哉君だ
和哉の学校の担任だ」

と答えた