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夢のその先…
第19章 躊躇

若葉は…朝陽のいる街で
出産すると言い出した
和哉が気になるし…
朝陽と和哉に…見て欲しいから…
そんな理由で…朝陽は産院を総合病院へと変更した
産み月間近で、即入院となった
若葉が入院して直ぐ、和哉の退院が決まった
退院の前日
朝から匡哉は荷物を纏めたり
忙しく動いていた
そして、当日だと面倒だから…入院費用の精算をして来るね
と、朝陽から立つ程の封筒を渡してもらい
事務局へと支払いに向かった
和哉は「何だか…匡哉先生って感じが変わったね」と笑った
朝陽は「そうだね…」と、返して
二人で顔を見合わせて…笑った
「母ちゃん、オレンジジュースが飲みたい」
病室は乾燥して喉が渇くみたいだ
朝陽は解ったと言い、病室を出て自動販売機までジュースを買いに行った

