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夢のその先…
第21章 接近

「僕の奥さんになってください」
匡哉からのプロポーズだった
夢にまで見た…
匡哉からの、言葉だった
朝陽は薬指の…指輪を見て
「…はい。」と返事をした
「本当に? 僕の奥さんになってくれるの?」
「はい。匡哉さんの、奥さんに…なります」
恋の呪文が成就した瞬間だった
「和哉を認知して名実ともに僕の息子にする 君は僕の奥さんになって3人で仲良く生きて行こう」
匡哉は、止まっていた愛撫を再開した
「もっとも…家族は増えそうだけどね」
避妊する気は一切なかった
「大家族になるなら…頑張って仕事しなきゃな 」
恐ろしい台詞を吐かれて…
朝陽は首をふる
大家族に…嘘…
そんなに、産めない…
匡哉の唇に蕩けさせられ…
後は何も……
考えられなくなる

