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夢のその先…
第22章 血


お父さん…

和哉が…欲しくて

欲しくて…

朝陽に言えなかった…存在

うちには父親はいないから…

我慢して過ごした

父さんなんて…要らない

欲しがらない

いないものを欲しがるよりも

諦めた方が早いから…諦める

「これからは…ずっと一緒だ」

本当に?

問い掛けるも和哉の瞳から…

涙が溢れ出す

我慢していたのだ

母を気遣い…

こんなに小さいのに…

和哉は我慢して過ごしてきた

匡哉は和哉を抱き締めた



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