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夢のその先…
第22章 血

「和哉、僕は君の存在を知らなかった
でも僕は…君の存在を感謝している
この世に産まれてくれて…ありがとう…
と、君に言いたい
僕達の事は…まだ君には難しいかも知れない
君には何1つ隠す事なく告げるよ
何時か…僕達の事が…解る年になった時…
君は……何を想うか…解らないけど……
僕は…君の父として…
逃げたりしたくないんだ !」
匡哉の真摯な言葉は…和哉にも理解出来た
何故…今まで…父として現れなかったかは…解らないが…
解るようになる年になったら…教えてくれるだ ろう…
「匡哉先生は…俺の父さんなのか?」
和哉は…問い掛けた
「そうだよ。 僕は君のお父さんです!」
胸を張って…匡哉は答えた

