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夢のその先…
第23章 カタチ
客間に、若葉と旦那様の隆史
そして「雪奈」と名付けられた赤ちゃんがいた
康孝も瑞恵も、待っていた
匡哉は姿勢を正し、家族に頭を下げた
「今日は結婚のお許しを戴こうと…参りました 」
匡哉は朝陽の両親に、言葉にして、ケジメをつけに来た
康孝は「いつ頃式を挙げるつもりなんだい?」
と尋ねた
反対はしない…
そう匡哉に言った
許しなど…とうに出してる
「明日一番早く取れる式場を予約して
式を挙げるつもりです!」
瑞恵は「なら、私もついて行くわ!」と返事した
「一番早くって言ってもね
お日柄が良くないとね…一生の事だものね」
と 楽しげに言う
「一緒に来て戴けるなら…
詳細を詰めて段取りが出来ます。」
匡哉の決意は固かった
その決意を…康孝と瑞恵は…ひしひしと感じていた