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夢のその先…
第23章 カタチ
「住む所は…どうするんだい?」
康孝が、それが一番ネックだろ?
と問い掛ける
朝陽の家では…新婚生活は、少し難しい
「和哉を転校させてしまいますが…
ゆくゆくは、僕の家に…住みたいと思っています 」
匡哉の家に…
家族は…それは良い…と賛成した
朝陽の実家の近くにある、匡哉の家の噂は…聞こえて来ていた
「家は…取り戻したのかい?」
一度は…競売にかけられ売りに出されていた
匡哉の家の前には…競売の紙が貼られていた
「はい。弁護士の方が…取り戻してくれました 会社の方は廃業しました。
遺しておいても…損益しか出ない。
一度失墜した信用は取り返せません」
会社は信用で成り立っている
危ない橋を渡った会社が、再び信用を得るには
…持ってる以上の業績を上げれる見込みがないと皆無に等しい
康孝は何も言わず…頷いた