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第26章 誕生

おぎゃー

おぎゃー

分娩室から、赤ちゃんの元気な声が響き渡る

すると匡哉は跳び跳ねた

「やったぁー！」

産まれた！

待望の赤ちゃんの産まれた瞬間だった

匡哉は和哉を抱き上げ

「産まれたぞ！ 和哉の兄弟が産まれたぞ！ 和哉はお兄ちゃんだな」

「どっちだろ？ 妹かな？弟かな？」

和哉もわくわく嬉しそう

「俺、どっちでも可愛がる！」

和哉が言うと、匡哉は目尻を下げ

「和哉は良いお兄ちゃんだな」

と頭を撫でた