この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
夢のその先…
第26章 誕生
永遠を信じて
明日を信じて
歩いて行こう
二人でなら、越えられない坂はない
どんなに苦しくても…辛くても
二人なら大丈夫
朝陽は匡哉の手を握りしめた
「匡哉さん、子供が巣立ったら二人きりね
その時は…二人で旅行しまくりましょうね」
「何処へでも連れて行くよ
最後に君が残れば良い…
君と二人手を繋いで生きて行ければ良い」
匡哉は意地悪く笑い
「でもひなちゃん
まだ楽しようなんて思っちゃダメだよ
家族はまだまだ増えるんだからね!」
え…まだ…
朝陽は…出産の疲れがどっと出た
一人生むのも大変
育てるのも大変
それでも…きっと匡哉の望みを叶えてしまうんだろうな…