この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
この出会いは…
第7章 恋敵とないものねだり
「今みたいに誘われても、他の男の家にはついてっちゃダメだからね?」
「はっ、はい!」
一ノ瀬さんがもう一度苦笑いをして、再びごはんを食べだした。
クリスマスに男の人と過ごすのは正直、初めてだ。
あ、一人暮らしの男の人の家に行くのも初めてだ。
どうしよう、今から緊張してきた。
緊張してお腹どころか、胸も頭もいっぱいだ。
この生姜焼き定食…もう絶対食べられない。
「どうしたの?」
私の様子に気づいたのか笑って聞いてくる。
「あ…いろいろ、初めてな事尽くしで…焦って、い…ます。」
一ノ瀬さんが一瞬ポカンとした。
あっ、飽きられた!?
引かれたのかな!?
「あの…そっ、そういえば、星さんはクリスマス、どっ、どうするんでしょうかっ?」
話題を変えようと、唐突な質問をしてしまったけれど、一ノ瀬さんがふっと優しく微笑んだ。
「美怜ちゃんが気になるって?」
そういえば、聞かれていない。
美怜はホントに琴莉と過ごすのかな…
「後々…聞かれるかも、しれないので…」
「ははは、星ね。アイツは年末で経理の仕事が忙しいだろうから、いつも通りかな。残業して帰って、コンビニ弁当を食べて寝る。」
「そう…ですか……」
確かに、経理は絶対残業しなくちゃ帰れないだろうけれど…
コンビニ弁当か…
とりあえず、美怜に伝えておこうかな。
やっと一人前くらいの量になった生姜焼き定食を見ながら、ため息をついた。
「はっ、はい!」
一ノ瀬さんがもう一度苦笑いをして、再びごはんを食べだした。
クリスマスに男の人と過ごすのは正直、初めてだ。
あ、一人暮らしの男の人の家に行くのも初めてだ。
どうしよう、今から緊張してきた。
緊張してお腹どころか、胸も頭もいっぱいだ。
この生姜焼き定食…もう絶対食べられない。
「どうしたの?」
私の様子に気づいたのか笑って聞いてくる。
「あ…いろいろ、初めてな事尽くしで…焦って、い…ます。」
一ノ瀬さんが一瞬ポカンとした。
あっ、飽きられた!?
引かれたのかな!?
「あの…そっ、そういえば、星さんはクリスマス、どっ、どうするんでしょうかっ?」
話題を変えようと、唐突な質問をしてしまったけれど、一ノ瀬さんがふっと優しく微笑んだ。
「美怜ちゃんが気になるって?」
そういえば、聞かれていない。
美怜はホントに琴莉と過ごすのかな…
「後々…聞かれるかも、しれないので…」
「ははは、星ね。アイツは年末で経理の仕事が忙しいだろうから、いつも通りかな。残業して帰って、コンビニ弁当を食べて寝る。」
「そう…ですか……」
確かに、経理は絶対残業しなくちゃ帰れないだろうけれど…
コンビニ弁当か…
とりあえず、美怜に伝えておこうかな。
やっと一人前くらいの量になった生姜焼き定食を見ながら、ため息をついた。