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この出会いは…
第8章 彼の家
「クリスマス楽しみだね。何食べようか?」
あ、そうだ。
クリスマスは一ノ瀬さんのお家でごはんを作るんだった。
一緒に過ごすんだ。
「あの、リクエストとかありますか?」
「んー、特にないけど…せっかくだし、クリスマスっぽい感じにする?」
「わぁ、いいですね!楽しそうです。」
一ノ瀬さんが優しく微笑んで、ポケットの中の手を繋ぎ直した。
それだけで私はドキドキだ。
クリスマスディナーか…
あ…残業して帰ってきて、短時間で作れるかな。
しかも、一ノ瀬さんに見られてるんだよね?
ドキドキしながらも、最寄りのコンビニに到着して、お酒やおつまみをカゴに入れていく。
繋いだ手が離れて、私は冷静さを取り戻した。
買い物を終えて、コンビニを出て、来た道を戻る。
「一ノ瀬さんは甘いもの苦手ですか?」
「えっ?いや、まぁ食べれないことはないけど、好んでは食べないかな…」
「そうですか…」
「どうして?…あっ、ケーキ?」
「はい。ケーキはなしにしましょうか!」
「いや、いいよ。せっかくクリスマスだし。」
クリスマスケーキなんて…
生クリームのデコレーションか、チョコレートたっぷりかだよね。
大丈夫じゃない、よね?
どうしようかと考えている途中でマンションに着いてしまった。
エレベーターで15階に上がり、部屋の扉を開く。
「ただいま。」
……。
さっきまでわいわいしていた部屋がしんと静まりかえっている。
「えっ?…美怜ー?琴莉ー?」
「…やられた。」
へ?隣で呟いた一ノ瀬さんを見上げる。
口元に手をやり、少し顔が赤い。
あ、そうだ。
クリスマスは一ノ瀬さんのお家でごはんを作るんだった。
一緒に過ごすんだ。
「あの、リクエストとかありますか?」
「んー、特にないけど…せっかくだし、クリスマスっぽい感じにする?」
「わぁ、いいですね!楽しそうです。」
一ノ瀬さんが優しく微笑んで、ポケットの中の手を繋ぎ直した。
それだけで私はドキドキだ。
クリスマスディナーか…
あ…残業して帰ってきて、短時間で作れるかな。
しかも、一ノ瀬さんに見られてるんだよね?
ドキドキしながらも、最寄りのコンビニに到着して、お酒やおつまみをカゴに入れていく。
繋いだ手が離れて、私は冷静さを取り戻した。
買い物を終えて、コンビニを出て、来た道を戻る。
「一ノ瀬さんは甘いもの苦手ですか?」
「えっ?いや、まぁ食べれないことはないけど、好んでは食べないかな…」
「そうですか…」
「どうして?…あっ、ケーキ?」
「はい。ケーキはなしにしましょうか!」
「いや、いいよ。せっかくクリスマスだし。」
クリスマスケーキなんて…
生クリームのデコレーションか、チョコレートたっぷりかだよね。
大丈夫じゃない、よね?
どうしようかと考えている途中でマンションに着いてしまった。
エレベーターで15階に上がり、部屋の扉を開く。
「ただいま。」
……。
さっきまでわいわいしていた部屋がしんと静まりかえっている。
「えっ?…美怜ー?琴莉ー?」
「…やられた。」
へ?隣で呟いた一ノ瀬さんを見上げる。
口元に手をやり、少し顔が赤い。