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この出会いは…
第9章 彼の家族
「それで、結局知花ちゃん、朝帰りしたの?」

「朝帰りじゃなかったです!夕方帰りでした。」

「へぇ~、泊まったんだ?」

「どうなんでしょうー?帰って来たのが26日なのは事実です!」

はぁ…
質問攻めは昨日まででもなかった。
週が明けて月曜日。
今日も社食で質問攻めに合っています。

「一ノ瀬さん、今日は一段とセンスのいいネクタイをしてますねっ!」

ゴボッ…
美怜の一ノ瀬さんへのフリに思わずお茶を吹いた。

「なんだよ、プレゼントかよ?」

「星さん。それだけじゃなくて、こっちもです。」

美怜が私の首もとを指差した。
みっ、美怜!!
面白がっていちいちばらさないでよ!

「ネックレスね。ククッ、似た者同士だな。」

「…うるさいな。」

一ノ瀬さんが顔を少し赤くして、拗ねたような顔になった。
似た者同士?
どういうこと?

「あはは、首絞め合ってどうするんですかねー!」

美怜が笑いながら星さんに同調する。
あっ、ネクタイの事!?
ネクタイを贈るのってそんな意味があるの?
え、美怜っ、教えてよ!!
一ノ瀬さん、どう思ったかな…?
隣に座る一ノ瀬さんを見ると、目が合って、いつものように優しく微笑んでくれた。

「俺たちが嬉しいんだから、いいんだよ。ね?」

その言葉に安心して、頷いた。
良かった、"嬉しい"んだ。
微笑みながら見つめ合っていたら、その様子をさんざんからかわれた。
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