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この出会いは…
第10章 乗り越えたいモノ
1月は覚悟していたとは言え、死ぬほど忙しかった。
新年用のプレスリリースが無事完了したと思ったら、年度末や新年度に向けての広報活動が始まる。
そんな中でも、一ノ瀬さんとは仕事終わりにごはんを食べに行ったり、土日に出掛けたり、お家にお邪魔したりと、ふたりで会うことが増えていった。
手を繋いで歩くことが嬉しくなってきたし、二人きりで過ごしていても以前ほどは緊張しなくなった。
キ、キスも…以前ほどは。
今日は2月13日の土曜日で、夕方から"滝本さんのお帰りなさいパーティー"をする予定。
そう、滝本さんは、1ヶ月の予定が少し延びて、2月の上旬に帰国したのだ。
パーティーは滝本さんのお家で行うのだけど、明日はバレンタインデーという事で、パーティーの後は一ノ瀬さんと一緒に過ごす事になっている。
つまり…お泊まりと、いう事…で。
お泊まりセットの入ったキャリーバッグを一ノ瀬さんのお家に置いて、そのまま一ノ瀬さんと一緒に滝本さんのお家に向かう。
滝本さんの住んでいるマンションも…一ノ瀬さんや星さんに負けず劣らず、凄かった。
管理人さん…ではなくて、コンシェルジュ付きの高級賃貸マンション。
さすがは、わが社期待のホープ。
オートロックを開けてもらって、一ノ瀬さんに誘導されてお部屋に向かう。
出たっ!
暗証番号式玄関錠!!!
もう…、一ノ瀬さんといい、滝本さんといい…
もちろん星さんもだけど、なんなんだっ!
ピンポーン
「こんにちはっ!」
鍵を開けて出迎えてくれたのは琴莉だった。
新年用のプレスリリースが無事完了したと思ったら、年度末や新年度に向けての広報活動が始まる。
そんな中でも、一ノ瀬さんとは仕事終わりにごはんを食べに行ったり、土日に出掛けたり、お家にお邪魔したりと、ふたりで会うことが増えていった。
手を繋いで歩くことが嬉しくなってきたし、二人きりで過ごしていても以前ほどは緊張しなくなった。
キ、キスも…以前ほどは。
今日は2月13日の土曜日で、夕方から"滝本さんのお帰りなさいパーティー"をする予定。
そう、滝本さんは、1ヶ月の予定が少し延びて、2月の上旬に帰国したのだ。
パーティーは滝本さんのお家で行うのだけど、明日はバレンタインデーという事で、パーティーの後は一ノ瀬さんと一緒に過ごす事になっている。
つまり…お泊まりと、いう事…で。
お泊まりセットの入ったキャリーバッグを一ノ瀬さんのお家に置いて、そのまま一ノ瀬さんと一緒に滝本さんのお家に向かう。
滝本さんの住んでいるマンションも…一ノ瀬さんや星さんに負けず劣らず、凄かった。
管理人さん…ではなくて、コンシェルジュ付きの高級賃貸マンション。
さすがは、わが社期待のホープ。
オートロックを開けてもらって、一ノ瀬さんに誘導されてお部屋に向かう。
出たっ!
暗証番号式玄関錠!!!
もう…、一ノ瀬さんといい、滝本さんといい…
もちろん星さんもだけど、なんなんだっ!
ピンポーン
「こんにちはっ!」
鍵を開けて出迎えてくれたのは琴莉だった。