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この出会いは…
第11章 繋がる
揺れて、揺れて、揺さぶられる。
決して激しくはない、ゆさゆさと、言葉通り"揺さぶられて"いる。
でも、擦り上げられる場所は的確で、じわりじわりと追い詰められて逃げ場がない。

「んっ、んっ、…ぅんっ!あっ…」

指で何度もつつかれたあの場所への刺激。
この刺激だけは本能的に逃げたくなる。

「たす…く、さんっ!あっ…ダメッ、それ…、だ…めっ」

ゆるゆるとした抽送であっても、伝わってくる快感はゆるゆると優しいものではなくて。
息はすっかり上がって、言葉をちゃんと紡げない。
目で訴えても、クスリと笑われるだけだった。

「俺の好きなようにしていいんだったよね?」

「そっ、れは……んあっ!…ダメダメッ!」

もう、限界―――
揺さぶられる揺れとは関係のない身体の震え。
お腹の奥がぎゅーっと収縮して、弾ける準備を始めている。

「うん。ここ、でしょ?」

「そっ…こ、あぁぁっ……おっ、ねがっ、いじわる…しなっ、で、くださ…」

首に回していた腕をほどいて、祐さんの頬を両手で包んで訴えた。
でも、祐さんは不敵に笑って一蹴する。

「その顔、ゾクゾクするね。ふふっ、もっと見たいから、止められないな。」

私の左手に祐さんの右手が重なって、手の甲にキスをされる。
そして、抽送のスピードを速められてしまった。

「あぁっ…た、すっく…さっ、あっ、あっ…」

「イきそう?…いいよ?」
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