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この出会いは…
第12章 誕生日
「で?知花、誕生日は何するの?」
「今年は日曜日だしねっ!どこか行くの?」
「え…?今年、何かする予定だっけ…?」
「「はぁ?何言ってんの?」」
思いっきり呆れた顔をされた。
今日は2月最終金曜日。
ホントに2月はあっという間に終わってしまって、次の月曜日からは3月で、年度末!
仕事量が増え始めて、残業も増える。
忙しくて一ノ瀬さんとも平日はなかなか社食でも会えない。
土日も都合が合わなくて会えていない。
バレンタインの日の出来事が、夢だったんじゃないかと思えてしまうくらい昔の事のように感じる。
最近、お昼休みをちゃんと規定時間内に取れるようになった琴莉と、美怜と私の三人でお昼ごはんを食べる事が多くなった。
今も三人で社食にいる。
「一ノ瀬さんと会うでしょ?誕生日だよ?ホワイトデーだよ?」
そう、私の誕生日は3月14日。
誕生日がホワイトデーなのだ。
「一ノ瀬さんは会うつもりでしょ?」
「まだ…何にもそういう話は、してないよ…?」
「まさか、誕生日教えてないとか、ないよね?」
「えっ、知らないの!?」
「えっと…」
口ごもった私に二人があからさまにため息をついた。
だって、言うタイミングが…
自分から言うのも、何か違う気がして…
「はぁ…そうね、知花は"言わない子"だからね。」
「どうせ、自分から言ったら、プレゼント欲しがってるみたいで言えないーとか思ってるんでしょ?」
うぅ…
二人とも鋭すぎて、怖い。
「今年は日曜日だしねっ!どこか行くの?」
「え…?今年、何かする予定だっけ…?」
「「はぁ?何言ってんの?」」
思いっきり呆れた顔をされた。
今日は2月最終金曜日。
ホントに2月はあっという間に終わってしまって、次の月曜日からは3月で、年度末!
仕事量が増え始めて、残業も増える。
忙しくて一ノ瀬さんとも平日はなかなか社食でも会えない。
土日も都合が合わなくて会えていない。
バレンタインの日の出来事が、夢だったんじゃないかと思えてしまうくらい昔の事のように感じる。
最近、お昼休みをちゃんと規定時間内に取れるようになった琴莉と、美怜と私の三人でお昼ごはんを食べる事が多くなった。
今も三人で社食にいる。
「一ノ瀬さんと会うでしょ?誕生日だよ?ホワイトデーだよ?」
そう、私の誕生日は3月14日。
誕生日がホワイトデーなのだ。
「一ノ瀬さんは会うつもりでしょ?」
「まだ…何にもそういう話は、してないよ…?」
「まさか、誕生日教えてないとか、ないよね?」
「えっ、知らないの!?」
「えっと…」
口ごもった私に二人があからさまにため息をついた。
だって、言うタイミングが…
自分から言うのも、何か違う気がして…
「はぁ…そうね、知花は"言わない子"だからね。」
「どうせ、自分から言ったら、プレゼント欲しがってるみたいで言えないーとか思ってるんでしょ?」
うぅ…
二人とも鋭すぎて、怖い。