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この出会いは…
第12章 誕生日
フッと口角が上がって、ゾクリとした。
一ノ瀬さんの顔が近付いてきて、両頬を包まれた。

「ふふっ、覚悟してね?」

口を塞がれて、口内を舐められて、思考を奪われる。
体温と心拍数が急上昇して、そこからどうやって寝る支度をしたのか、覚えていない。

「電気消すよ?」

部屋の明かりが薄暗いナイトライトだけになる。
一ノ瀬さんが布団に横になったのを確認して、私も横になろうと隣の掛け布団をめくる。

「知花ちゃん、こっち。」

立て肘をついて横になった一ノ瀬さんが、掛け布団をめくって声を掛けてきた。

「えっ…」

こっちの布団は?
ダミー…ですか!?

「ほら、早く。」

ポンポンと布団を叩いて、躊躇している私を急かす。

「俺、寂しいな。」

「そっ、んな事…言われ、た、ら…」

「断れない?ふふっ、じゃあ、早くおいで。」

手を掴まれて、引き込まれる。
そのまま抱き締められて、一ノ瀬さんの胸元に収まってしまった。

「はぁ、久しぶりだ…。落ち着く。」

耳元で囁かれて、くすぐったさで身体をよじる。

「お、ち着く…?」

「うん。知花ちゃんが腕の中にいると安心する。」

ホントに…?
安心するのは私も、だけど…

「それだけじゃないけどね。」

「……え?」

反射的に顔を上げて、目が合うと、たくさんのキスが降ってきた。
啄む様なキスを続けていると、一ノ瀬さんが上唇を優しくチュッと吸う。
それは深いキスをするサインだ。
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