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この出会いは…
第13章 かけがえのない人
口をパクパクさせた真っ赤な顔で座ったまま固まっている知花ちゃん。

「また座ってする?身体辛くないならそれでもいいけど…」

「や、あの…」

知花ちゃんの言いたいことは分かっている。
でも、その言葉は言わせない。

「いいよ。知花ちゃんが好きな体勢で。」

「たっ、祐さん…!」

ものすごい勢いで掛け布団をかぶって、俯せになって顔を隠す知花ちゃん。
その反応も想定内だけどね。
フイッと掛け布団を引き剥がして、知花ちゃんの上に覆い被さる。

「ふふっ、後ろからって事でいいの?」

俺の問いかけに慌てて起き上がる。
這うように移動して隣の布団に潜り込んだ。

「場所を変えるって事?」

もう、面白くなってきた。

「違っ…!きょっ、今日はもうっ、ダメッ…です!」

「俺、このままじゃ辛いんだけど?」

「え……?あっ!やっ…」

"辛い"という言葉に、布団から顔を覗かせて、元気なままの俺自身に気付いて、また布団にくるまる。

「ゆっくりするから。こっち向いて?」

「ダメッ…です!こっ、これ以上した、ら…、私、頭…おっ、おかしくなっちゃ…ぅ、ので……」

身震いがした。
さっきまで面白がっていたのに。
布団の中から聞こえた懇願に、俺自身が完全に勃ち上がった。

「知花ちゃん、それ…逆効果だから。」

もう、ゆっくりも出来そうにない。
痛いくらいに熱くなった俺自身を、早く解放したい。

祐side 終わり
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