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この出会いは…
第13章 かけがえのない人
仰向けにされて、もう一度繋がった。
快感を追い立てるような抽送の中で、滲む視界に入ったのは、切なく眉を歪ませた祐さんの顔。
その顔に身体がきゅうっとなった。

「ふっ…、締ま…るっ、ね…」

気持ち良くなってくれている祐さんの顔が愛しい。
好きで好きで、苦しい。
涙が止まらない。
祐さんが好き過ぎてたまらないこの気持ちをどうすればいいのっ…

腕を祐さんに巻き付けて、同時に脚にも力が入って、祐さんの身体をぎゅっと挟んだ。

「くっ…!ち、かちゃ…?」

「祐さんっ!すっ、好きっ…」

「う、ん…、ありがとう。俺、もっ…」

ちゃんと伝わっている?
どうすればちゃんと伝わる?
この、どうしようもないくらい好きな気持ちは。

「はぁっ…締め、過ぎっ……」

突き込みが激しさを増して、私を追い詰める。
視界に入る余裕のなくなった祐さんの顔が上下にブレる。

「俺も…どうっ、しようも、ない…くらい、好きっ…だよっ…」

あっ…
同じだ…!
祐さんも同じ様に思ってくれている。

「好っ、き…ぃっ―…!!!」

祐さんにキスをしようとした瞬間、身体が感電したようにバチバチと跳ねて、頭も視界も真っ白になって、何にも分からなくなってしまった。

すぐに暗闇に落ちた。
さっきまで真っ白だったのに…

「知花ちゃん…」

あぁ、名前を呼ばれている。
私の名前を呼ぶその声は、愛しい人の声。
暗闇でもがく様に手を伸ばすと、その手を優しく包まれた。
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