この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
この出会いは…
第14章 奇跡的で必然な出逢い
私のアパートに寄って荷物を置いて、祐さんのお家に向かう。
普段車を使わないので、今日はマンションの駐車場の来客用スペースに停めた。
祐さんの荷物や買ったお土産をお手伝いして持ちながら、エントランスを抜けて、エレベーターに乗り込む。

「あのっ、今回の旅行…ありがとうございました。ホントに楽しかったです。全部、お任せしてしまって…」

「旅行がプレゼントなんだからいいんだよ。」

「でも…、ゆび、わ…」

「バレンタインデーのお返しも兼ねてるから。」

エレベーターの中でもう一度お礼を言ってから、15階で降りた。
チェックアウトの時も帰りの車内でも、旅行代を払うと申し出ても笑顔でかわされてしまっていて、さすがに申し訳なく思っていたから。

祐さんの背中を追いかけるようにして、部屋の前まで来た。
ピピピッと暗証番号を入力する無機質な音が響く。

「どうぞ。リビングで座って待ってて?」

そう促されて玄関に入って、靴を脱いで、リビングに向かった。
廊下とリビングを隔てるドアを開けた。
その時――…

パンパンパーン!!!

乾いた破裂音がして、部屋の明かりも勝手に付いた。
突然の事でビックリして、思わず真後ろに立っていた祐さんにしがみついていた。

「「知花――っ!!!誕生日おめでとう!!!」」

……へ?
目を閉じて、祐さんの胸元に顔を埋めていた私は、聞き覚えのある声に顔を上げた。
/459ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ