この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
自己負担。
第10章 明かされる真実

「でも先輩!
わたしすごく救われてました。現実を受け入れるのが本当に苦しかったから。
だからこそ、先輩の思いには答えられないって
もっとはやく言えばよかったんです…
ごめんなさい…」


「葉月……。
俺の身勝手に付き合ってくれてありがとう。」

先輩の目には涙が溜まっていた。
わたしはそれを見ないふりをして笑顔をみせた。
先輩の顔が近づいてきて、わたしはゆっくりと目を閉じた。
そして一瞬だけ先輩の震えた唇がわたしの唇に触れた。

きっとこれが最後のキス。


「葉月への思いはそう簡単には忘れられないと思うけど。
やっぱり俺は夢乃も放っては置けないからさ。」

「はい…。
夢乃先輩のこと、幸せにしてあげてください…」

「葉月も…ね。」

先輩の目から涙は消えていて、
お互い手を振って笑顔で別れた。




これで良かったんだ。

この前とはちがう。
お互いに前を向くんだから、私も踏み出さなければいけない。

私は一度も振り返ることなく公園を後にした。



.
/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ